CBT Coffee Break Time

outdoor gallery cafe

いきぬきポエム

 

 

いきぬき ・・遊び心に恋心・・デジタル忘れて、自然の中で思いっきり遊びなさい・・・

 

 

 アナログに恋焦がれるデジタルのひとりごと・・・

 みどりの丘の向こうの海へ・・・

 白いコーヒーカップ

 彼ってそいうとこあるから

 綺麗な脚

 青竹のカバー

 かすむ水平線

 ベビーカー

 碧色の沼

 悲しい知らせ

 さくらの花

 スカイブルーのクルマ

 

 

 


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アナログに恋焦がれるデジタルのひとりごと・・・

 

 

きみがぼくの存在をなかなか認めようとしてくれないのはつらいことです。

 

ぼくは毎日、ほんの一秒でもきみのことを忘れることはないのに。

きみは、いつもお日さまのように笑顔で話しかけてくれるけど、

やっぱり、ぼくを単純で便利な機械だとばっかり思い込んでいるんだ。

 

ぼくに恋してほしいなんてずうずうしいことを言っているのではないんです。

きらいでなければ、それだけでもありがたいのだけれど、

でも、できれば、ぼくの存在を、

少しばかり得意なことがあるぼくの価値を認めてくれたら、

それは、もう、天にも昇るほど本当にうれしいことなんです。

 

・・・ でも、本当のことを言うと、ぼくは、やっぱりきみのことを、

好きになるようにできてるんだと思う。

きみとの子どもができたら、それはもういい子に育つのはまちがいないのだけど。

そんなことは、不可能だってこともよくわかっているんだ。

 

それでも、ぼくたちはきっとうまくやっていける。

 

青空の下でも、星空の下でも、海でも山でも、野原でも、街にいてさえ、

きみなしでは過ごせないぼくだから。

 

 

・・・ アナログに恋焦がれるデジタルのひとりごと ・・・

2001/02/01

 

 

 

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みどりの丘の向こうの海へ・・・

 

 

少し足をとめて、歩いてきたなだらかな長い坂道を振り返ってみる。

そして、ふたたび、向かってきた方向を向いて、

麦わら帽子のひさしを少しだけ上げ、

このなだらかな美しい丘の頂上らしいところを見る。

 

まぶしい、夏の陽射しの中に、わずかにそよぐ海の風を感じる。

あの向こうに青い海が広がるはず・・・

 

くたびれた足も、ひたいから首にかけて流れる汗も心地よい。

背負っている荷物を、一度、「よいしょ」と上げて、ふたたび歩をすすめる。

 

・・・ みどりの丘の向こうの海へ ・・・

2001/02/04

 

 

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白いコーヒーカップ

 

 

ふしぎな日でした。

抜けるような透明な青空に、あたたかい風が吹いていてね。

砂浜を気持ちよく歩いていて、ふと見ると白い椅子とテーブルのある

小さなカフェがあったんですよ。

 

広い美しい砂浜なのにそれほど人も多くなく、

遠く波打ち際ではしゃぐ娘たちと犬の声が聞こえる。

昼過ぎのいっとき、ビーチパラソルの下で、いっぱいのコーヒーを飲みました。

 

白いコーヒーカップでね。

水平線が目にいたいほどまぶしい日だったね。

 

 

・・・ 白いコーヒーカップ ・・・

2001/02/04

 

 

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彼ってそういうとこあるから

  

 

わたしだって、本当はあたまに来てるんですよ!

でも、彼ってそういうところがあるから。

 

しかたがないっか・・・

 

・・・彼ってそういうとこあるから。

 

ときどき、おんなはすごくソンだなあって思うことがあるのよね。

でも、おんなに生まれてよかったと思うこともあるから・・・

 

でも、どうして・・・ああいうこと言うかなあ。

ああ、はらたつう。

 

・・・ 彼ってそういうとこあるから ・・・

2001/02/04

 

 

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綺麗な脚

  

 

きみと出逢ったとき、喫茶店の椅子に座るきみの脚を見て、

あれ、意外に綺麗な脚だなって思ったんだ。

 

そっと膝を合わせて傾けている、きみのやさしく上品な表情の脚を

ぼくはとても好きだった。

 

 いまも、きみは変わらない。

その脚とおなじように、やさしい表情でぼくを見つめていてくれる。

 

いつまでもぼくのそばにいてほしい。

 

・・・ 綺麗な脚 ・・・

2001/02/07

 

 

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青竹のカバー

  

 

何故、ここに来ようと思ったんだろう。

春を感じる2月のおわり。

ひんやりとした京都の古寺。

暖かい陽だまりの中で、美しい庭を見ながらきみのことを考えていた。

 

みずみずしい青い竹でつくった四角いカバーの中に、

エアコンの室外機があると聞いた。

 

実用的なエアコンも、こんなにきれいになって、

枯れ山水にとけこんでいる。

 

・・・ 青竹のカバー ・・・

2001/02/27

 

 

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かすむ水平線

   

春だね。

冬の間は、切れるようにくっきりと見えていた水平線が、

すこしだけ、ぼーっとしてきたようだ。

 

でも、海の青さは変わらない。

 

波打ち際のサーファーたちも軽くはずむように見える。

沖の島に何かが光る。

 

春の海で、なにか生きているものがうごきはじめるのを感じるんだ。

 

あの水平線の向こうには、きっと・・・

 

 

・・・ かすむ水平線 ・・・

2001/03/2

 

 

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ベビーカー

   

その子をのせた、

きみが押すベビーカーのうしろについて、ショッピングする日曜の午後。

こんなことをしている若夫婦を見て、

なんか生活っぽくてやだなあと思ったこともあったっけ。

 

でも、こうして、きみのあとをついて歩いてるだけで、

なんだかわからないけど、しあわせなんだよね。

 

「ちょっとだけ、ぼくにも押させてくれない?」

と言ったら、笑ってかわってくれたね。

 

なんだかわからないけど、しあわせなんだよね。

こんなことが、できるだけながくつづくといいね。

 

・・・ ベビーカー ・・・

2001/03/2

 

 

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碧色の沼

   

 

麦わら帽子を顔にかぶせてきみのひざまくら。

小さな沼に浮かぶ白いボート。

 

数分もうたたねをしたろうか。

麦わらがずり落ちて、まぶしい陽射で目がさめる。

陽射しの前にきみの笑顔がかすかに見える。

 

起きてほしいからと笑い声でいうきみの声をうつろに聞いて、

目線を上げると碧色の水面が見えた。

 

森の沼はしんとしている。

もういちど、すーっと眠りに入ろうとする初夏の午後。

 

 

・・・ 碧(みどり)色の沼 ・・・

2001/03/2

 

 

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悲しい知らせ

   

あの日は、雪でした。

やさしかったあのひとの亡くなったとの知らせをうけて、

北に向かう列車に乗りました。

 

列車の中で、

何時間ものあいだ、何を考えていたかおぼえていません。

 

その数ヶ月前に会ったとき、床に伏していたそのひとは、

いつものように、自分の病よりもわたしのことを気づかってくれました。

いいひとといっしょになって幸せになるんだよ、と。

 

次の日は、鉛色の空と、人のいない道路の雪のコントラストが、

子どものころと同じようにきれいでした。

 

悲しい日の、さわやかだったひとの思い出です。

 

・・・ 悲しい知らせ ・・・

2001/03/2

 

 

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さくらの花

   

おさないころのきみのほほは、

ほんとうにさくらいろだったのをはっきりおぼえている。

 

しろくすきとおるようなみみたぶ、そしてくったくのないきみの笑顔をみると、

いつだって、折れるほどだきしめたいと思うほどあいくるしかった。

 

また、さくらの花がさくころになったね。

いま、きみは、どこでどうしてるのかな。

 

きっと、どこかでお花見をもりあげて、

みんなの注目をあびているんだろうね。

 

急に、きみにあいたいとおもったんだ。

 

 

・・・ さくらの花 ・・・

2001/03/2

 

 

 

   

スカイブルーのクルマ

   

昼日中、地平線を見ながら荒野を突っ走る。

真っ青な空と、まっすぐなフリーウェイ。

オートクルーズにして、ハンドルにもたれているとつい眠気をもよおしてくる。

 

ガソリンを満タンにして、

また100マイルほどはしり、一休み。

まわりの景色を眺めてみる。

 

向こうにスカイブルーのクルマが、

停まっている。

窓からタバコをくわえた女性らしい姿が見える。

 

すこしたって、そのくるまはぼくが通ってきた方向に向かって走り去った。

 

・・・ スカイブルーのクルマ ・・・

2001/03/2

 

 

 

 


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